受託コーティング
装置・加工技術の特長
広幅でのキャスト製膜技術と高温乾燥設備を保有しており、水系・溶剤系の塗工が可能です。PVCキャストフィルムを始め、ゼオン化成の独自技術である発泡製膜技術を活かした吸着シートやアクリルフォーム材の製品展開も可能となっております。また、親会社である日本ゼオン(株)の研究施設・設備を用いた分析対応に加え、20年以上に渡るフィルム製膜・塗工技術のノウハウ、自社の品質保証体制を保有し、お客様のニーズに貢献して参ります。
加工可能な基材幅 | 800㎜~1,500㎜ |
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加工可能な基材の厚み | 38μm~数100μm(応相談) |
加工可能な基材の種類 | PET、合成紙等(応相談) |
自社が保有する塗工方式 | コンマコーティング |
乾燥炉仕様 | 第一乾燥炉:Max220℃、30mロールサポート 第二乾燥炉:Max170℃、30mロールサポート |
加工可能なライン速度 | 5~30m/min |
付帯装置 | 発泡機、インライン欠点検査機、 WETインライン重量計、 セパレータ―・保護フィルム貼合機 |
塗工液調合対応 | 調合可能(計量・攪拌・濾過・脱泡等) |
塗工部、その他のクリーン度 | 一般環境(非クリーン) |
その他の保有装置・設備 | テストコーター(~400㎜幅)、オフライン欠点検査器 |
加工工場所在地 | 茨城工場(〒306-0654 茨城県坂東市上出島1175) |
各種高機能キャスティングフィルム
当社はキャスト法と呼ばれる製造ラインでフィルムを製造しています。
一般的にキャスト法の製造設備で作られる製品には以下の様な特徴があります。
様々な樹脂をフィルムにできる
溶媒に溶解、分散可能な樹脂であればフィルムにすることができます。
方向性が少ない
長さ方向(MD)と幅方向(TD)で引張強度、引裂強度、伸び等の値の差が少ないフィルムです。
薄いフィルムが作れる
5~100μmの厚さのフィルムが製造可能です。
厚み精度が高い
30~100μmの厚み領域で±2μmの精度があります。
高充填が可能
各種充填剤(金属系、無機系、顔料系)の高充填が可能です。
小ロット対応が可能
量産時で500mからの対応が可能です。
多層化ができる
異種の樹脂や色を積層することができます。
用途例
- 導電性フィルム
- 電磁波吸収シート
- 金属系スペーサーシート
- マーキングフィルム
- 改ざん防止用フィルム