外壁の張り替えのメリットやデメリットって?外装材選びで知っておきたいこと

外壁の張り替えのメリットやデメリットって?外装材選びで知っておきたいこと
(写真提供/royal building products)

「外壁の劣化が気になるのでリフォームをしたい」

こうお考えになったときに、どのようなリフォーム方法を選べばいいか悩むでしょう。外壁リフォームには、主に「張り替え」「重ね張り」「塗装」の3つがあります。

この記事では、外壁の張り替えのメリットやデメリット、外装材選びについて紹介します。

外壁リフォームの張り替えについてより詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

外壁リフォームで張り替えを選ぶメリット

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張り替えは、既存の外壁を解体・撤去して新たな外壁材を施工する方法です。外壁リフォームで張り替えを行う大きなメリットは、下地からきれいに補修できる点です。

重ね張りは下地の確認ができないため、内部の状況が把握できません。張り替えでは内部のメンテナンスを丁寧に行うことができるため住宅の寿命に好影響をもたらすことができます。また、下地の確認ができるため外壁の断熱性を高める工事も同時に可能となります。

外壁リフォームで張り替えを選ぶデメリットと注意点

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張り替えを行う際は既存の外装材を取り除く作業が必要なので、塗装や重ね張りに比べて費用が高くなりやすい点がデメリットです。作業工程も増えるため工期も長くなりやすいです。

また、注意点は、想定していた以上に追加費用がかかるケースがあることです。外装材を取り除いてみないと内部の状態がわからないために、想定していたよりも劣化が進んでいたら補修に追加費用がかかります。

さらに、アスベストが含まれている外壁の場合は除去と処理が必要なため、一般的な張り替え費用よりも更に高額になるでしょう。

外壁を張り替えるベストな時期と劣化症状

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外壁の張り替え時期は素材によって異なりますが、20~40年ごとに行うと言われています。

ただし、大きなひびや反り、剥がれ、下地の損傷などを見つけた場合は外装材の寿命に関わらず張り替えるようにしましょう。大きな破損を放置しておくと、外壁だけでなく住宅内部の劣化を早めてしまいます。そのため、外壁の張り替えはタイミングを逃さないように注意しておきましょう。

住まいのメンテナンス年表を作っておくとタイミングを逃すことなくリフォームが行えるので便利ですね。

外壁の張り替えにかかる費用の目安

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外壁の張り替え費用は、重ね張りよりも1.2~1.5倍ほど高いと言われています。

既存の外装材を撤去したり、下地を調整したりするので、重ね張りよりも施工期間や人件費がかかるためです。実際は施工業者によってかかる費用は異なるため、こちらの数値はあくまでも参考として考えておきましょう。

外壁の張り替えリフォームを失敗しないためのポイント

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外壁の張り替えには高額な費用がかかるケースが多いです。そのため、リフォームは絶対に失敗したくないですよね。張り替えリフォームを失敗しないためのポイントを以下で紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

相見積もりをする

リフォームの施工業者を選ぶ際は、まずは相見積もりをしてみましょう。相見積もりとは、複数の業者から工事価格を前もって提示してもらい、比較検討することです。

工事費用の相場を知ることができて、法外に高い金額を提示してくる業者への依頼を避けられます。また、外壁の状態を複数の業者の目で確認してもらえる点も相見積もりのメリットですね。

相見積もりをする際の大事なポイントは、すべての業者に同じ条件で見積もりを依頼することです。見積もりの際に外壁の素材やカラーなどの希望をしっかりと伝えて、スムーズに相見積もりができるようにしましょう。

価格だけで業者や外装材を選ばないようにする

価格のみ重視して、最安値の業者や外壁材を選ぶと施工ミスやトラブルなどが起きやすいです。その結果、より出費がかさむ場合があります。

リフォームを行う際は、「トータルコスト」についてよく考えましょう。例えば、100万円の外壁リフォームで10年後に補修が必要なケースと、200万円払うと30年はメンテナンスが不要な工事であれば、どちらがよいのか?

家の築年数やライフプランなども考慮しながら、損をしない方法を選びましょう。

信頼できる施工業者を選ぶ

満足のいくリフォームを行うためには、安心して工事を任せられる業者に依頼することが大切。顧客目線でプランを考えてくれる業者を選びましょう。

こちらの要望を親身になって聞いてくれたり、適正な見積書を出してくれたりする業者は信頼できると言えます。

デザイン選びのコツを掴んでおく

長いスパンで行われる外壁リフォームを満足いく仕上がりにするためには、外観のデザイン選びは失敗したくないですね。そのために、デザイン選びのコツを掴んでおきましょう。

まずは、どのような外壁にしたいかを考えて、施工業者とイメージをすり合わせていきます。その際に、既存の部分とリフォーム箇所をうまくマッチさせるようにするとちぐはぐな印象になることを避けられます。

また、外観全体のカラーコーディネートの割合もチェックを。家の外観だけでなくインテリアやファッションなども含めて、ベースカラーは70%、メインカラーは25%、アクセントカラーを5%にするとよいと言われています。

注意点としては、外壁の色を決める時は、小さなサンプルでのチェックでは実際の見え方が違ってくる場合が多いです。実際に希望の色で施工されている住宅や施工事例の写真を見せてもらうとよいでしょう。

最後に、リフォーム後の外観が周囲や外構にマッチするかも考えてみましょう。せっかくリフォームしても、周囲から浮いていたり、外構とマッチしなかったというケースもあるようです。外壁リフォームの際は、家の外観と外構、周辺とうまく調和するデザインを選ぶようにしましょう。

張り替えで新しく取り付けできる外装材の種類

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外装材には、サイディングやALC、モルタル、タイルなどがあります。張り替えでは下地の状態や建物の構造などによって状況は変わってきますが、さまざまな外装材に替えられるため大きくイメージチェンジすることができます。

張り替えを行う際は、メンテナンス費用が抑えられる外装材を選ぶとよいでしょう。中でも、樹脂サイディングはおすすめです。

樹脂サイディングは北米では最もポピュラーな外壁材で、丈夫で軽く、デザイン性に優れています。塩害にも強いので、海沿いの住宅にも施工しやすいですね。

また、窯業サイディングや金属サイディングはおおよそ10年おきにメンテナンスが必要ですが、樹脂サイディングの場合ほとんど不要です。

長い目で見ると、樹脂サイディングを選ぶことで将来かかる費用を抑えられて、メンテナンスの手間も省けるでしょう。

外壁の張り替えでは性能とコスパの高い素材を選ぼう

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外壁の張り替えリフォームで失敗しないためには、デメリットも押さえつつ、外装材選びも慎重に行いましょう。素材選びの際は、できるだけ価格を抑えたいと考えるかもしれません。

しかし、初期費用を抑えられたとしても、メンテナンスにお金がかかるようでは後々の負担が増えてしまいます。そのため、外装材には耐久性と維持のコスパの高い樹脂サイディングをおすすめします。

樹脂サイディングにはさまざまなカラーやデザインがあるので、お気に入りが見つかりやすいのも嬉しいポイントですね。

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著者情報

外壁に関するデザイン情報、お困りごと、そしてご注意いただきたいノウハウなどを通じて、「樹脂サイディング(ゼオンサイディング)」のすばらしさに気づいていただくことを目指しています。

北米では外壁材として、とてもポピュラーな樹脂サイディング。
長寿命住宅が望まれる日本の住宅用外装材として、ますます注目されています。
お届けする情報を通して、多くの皆様のお役に立つことができましたら幸いです。

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