外壁ラップサイディングの特徴・種類・どんなときに選んだらよいのかが丸わかり!

外壁ラップサイディングの特徴・種類・どんなときに選んだらよいのかが丸わかり!
(写真提供/Royal Building Products)

自宅の外壁が劣化したり、傷んできたりしたのでリフォームをしたい。

そのような時に、「ラップサイディング」という施工方法を目にすることもあるでしょう。聞き慣れない単語に、どのような外壁になるだろう?と悩む方も多いのでは。

ラップサイディングで施工した外壁は見た目にもおしゃれで、最近では人気が高まりつつあります。

この記事では、ラップサイディングの施工方法や使用される素材、かかる費用などについて紹介しますので、外壁をリフォームする際に参考にしてください。

目次

人気が高まりつつある「ラップサイディング」とは

外壁ラップサイディングの特徴・種類・どんなときに選んだらよいのかが丸わかり!

ラップサイディングとは、幅の狭い板状の外壁材を1枚ずつ重ねながら張っていく施工方法です。

アメリカの住宅で多く採用されており、日本でも以前から「鎧張り」や「下見張り」といった名称で同じように外壁を仕上げていく方法があります。

また、ラップサイディングはコーキングをほとんど使用しないのも特徴のひとつ。外壁材の角や窓に接する部分のみに使用して、外壁材をそれぞれ接合して張り付けていきます。

ラップサイディングに使用される素材は主に3種類

外壁ラップサイディングの特徴・種類・どんなときに選んだらよいのかが丸わかり!

ラップサイディングではどのような素材が使用されているか、気になりますよね。主に3種類の素材が使用されています。

以下で、それぞれの素材の特徴を紹介しましょう。

樹脂サイディング

ラップサイディングで注目の素材は、「樹脂サイディング」です。原料は塩化ビニール樹脂で、軽量なので耐震性に優れていたり、弾力性も高いためひび割れしにくかったりするのも嬉しいポイント。

耐用年数は20~30年ほどと言われており、防水性や耐久性が高く長期間メンテナンスが不要な点も大きなメリットです。

窯業サイディング

セメントに繊維質の素材を混ぜて板状にした「窯業サイディング」。耐久性や耐震性、耐火性などに優れており、豊富なデザインから選べるといったメリットが多いことから、国内シェア率はトップとなっております。

しかし、防水性を維持するには定期的な塗装やメンテナンスが必要です。

木質サイディング

木材を原料とした「木質サイディング」は、木の温もりを感じられ、おしゃれな外壁に仕上がると人気です。高い断熱性を持つので、住宅内を快適な温度に保ちやすくなるでしょう。

ただし、吸水性も高いためほかの素材に比べると劣化スピードが早めな点に注意が必要です。

どのような方にラップサイディングはおすすめ?

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(写真提供/Royal Building Products)

さまざまな施工方法がある外壁リフォームの中で、ラップサイディングを選ぶとよいのはどのような方でしょうか?

以下の3つのような要望をお持ちの方は、ラップサイディングでの施工を検討してみてください。

立体感があり高級な雰囲気を演出したい

外壁材を重ねて張ることで、影ができて立体感のある外壁になります。そのため、日の当たる角度によってさまざまな表情を見せてくれるのです。

また、起伏のある外壁は高級感を演出できます。

デザイン性の高い家にしたい

ラップサイディングは、ひと手間を加えておしゃれな外壁に仕上げられるため、シンプルながらも個性的な住宅に仕上がります。周りから浮きすぎたくはないけれど、こだわりの住宅にリフォームしたいという方も多いでしょう。

このように、外壁デザインの差別化を図りたいという方にはおすすめの施工方法です。

メンテナンスの手間と費用を抑えたい

住宅をきれいに維持するためには、メンテナンスの手間や費用がどれくらいかかるのか気になるのではないでしょうか?

ラップサイディングは施工時にコーキングを使用しません。そのため、外壁材を平らに張り付ける一般的なサイディング外壁に必要なコーキングの補修が不要です。

そのぶん、メンテナンスの手間と費用を抑えられます。できるだけ維持管理の出費を減らしたいという方にもおすすめの施工方法ですね。

ラップサイディングを選ぶ際の注意点

外壁ラップサイディングの特徴・種類・どんなときに選んだらよいのかが丸わかり!

それでは、ラップサイディングを選ぶとどのような注意点があるのでしょうか。

以下にて、2つご紹介します。

施工費用が高くなりやすい

ラップサイディングは、特殊な施工方法のために費用が高くなりやすいです。サイディングを平らに張り付けるのではなく重ね張りするため、そのぶん材料費や人件費がかかります。

外壁のデザインによっては施工しにくくなる

カーブする部分があったり、窓の形状が特殊であったりすると、施工が難しくなります。場合によっては、別の外壁材に変更するケースもあるため、施工時は業者とよく相談しておきましょう。

また、施工できても手間が増えるため、材料費や人件費がよりかかる可能性がある点も注意が必要です。

ラップサイディングの外壁の施工事例

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(写真提供/Royal Building Products)

ラップサイディングで施工するとどのような外壁になるのか、以下で事例を紹介しますね。参考にしてみてください。

カフェ風の可愛い住宅

外壁ラップサイディングの特徴・種類・どんなときに選んだらよいのかが丸わかり!
外壁ラップサイディングの特徴・種類・どんなときに選んだらよいのかが丸わかり!
(写真提供/株式会社ヴィーヴル

ライトブルーが目を引く、カフェ風の可愛い住宅。ラップサイディングで施工された外壁はシンプルに見えますが、重ねた板の影によって立体感がありおしゃれ度がグッと高まっていますね。こちらで使用している外装材はゼオンサイディング®(樹脂サイディング)のロイヤル横張り(ブルーグレイ)です。

また、ウッド調の玄関扉がポイントとなり、建物全体を引き締めています。

ラップサイディングで外壁リフォームをする際に失敗しないためのポイント

外壁ラップサイディングの特徴・種類・どんなときに選んだらよいのかが丸わかり!

外壁リフォームをする際は、費用も高額になるため失敗はしたくありません。そこで、ラップサイディングで施工する際に押さえておきたいポイントを以下で2つ紹介します。

施工に慣れた業者を選ぶ

ラップサイディングで外壁をリフォームする際は、施工に慣れた業者を選ぶことが大切です。

板を1枚ずつ重ねながら張るため、施工には高い技術力が必要です。また、家の外壁が特殊なデザインの場合に、ラップサイディングの施工経験が豊富な業者であれば満足のいく仕上がりにしてもらえるでしょう。

せっかくリフォームするなら、きれいな見た目に仕上げたいですよね。ラップサイディングにするなら、施工経験の多い業者を探しましょう。

業者を探す際は相見積もりを行う

業者選びの際は、1社のみに絞って探すことは避けましょう。

費用面で損をしないためにも、複数の業者に同条件で見積もりを出してもらう「相見積もり」を行うと安心です。業者が提示する工事内容と費用をそれぞれ比較できます。

相見積もりの際は、費用だけでなく工事内容もよくチェックしてくださいね。項目ごとに費用が記載されているか、「一式」というように内容をまとめられていないか、よく確認しましょう。

なぜなら、見積書の工事内容が曖昧だと、費用を水増しされているかもしれません。そのような不安を抱える可能性がある業者への依頼は避けたいところ。

相見積もりを行えば各社を比較できるため、適正価格で要望にマッチした工事を行ってもらいやすいです。

ラップサイディングの外壁でおしゃれな住宅にリフォームしよう

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(写真提供/Royal Building Products)

ラップサイディングはデザイン性が高くおしゃれな外壁に仕上がりますが、初期費用がかかってしまう点にも注意が必要。そこで、将来的にもコストを抑えられる樹脂サイディング(ゼオンサイディング®)を選ぶことをおすすめします。

耐久性が高く、メンテナンスがあまり必要ないためです。メンテナンスの手間や費用を抑えたい方はぜひ樹脂サイディング(ゼオンサイディング®)での施工を考えてみてください。

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著者情報

外壁に関するデザイン情報、お困りごと、そしてご注意いただきたいノウハウなどを通じて、「樹脂サイディング(ゼオンサイディング)」のすばらしさに気づいていただくことを目指しています。

北米では外壁材として、とてもポピュラーな樹脂サイディング。
長寿命住宅が望まれる日本の住宅用外装材として、ますます注目されています。
お届けする情報を通して、多くの皆様のお役に立つことができましたら幸いです。

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