物件データ:千葉県 A様邸
建物種類 | 一戸建て |
新築・リフォーム | リフォーム |
築年数 | 2014年 築20年 |
リフォーム内容 | カバー工法による外壁工事・屋根塗装・サッシ交換 |
工期 | 約25日間 |
採用した商品 | ロイヤルよこ張り(トラディショナル型・ヘリテイジブルー) |
<悩み・ご要望>
メンテナンスが大変なログハウスを、高耐久に美しく再生したい
リフォーム前
こちらは、マリンリゾートとして注目の地、南房総市の海沿いに建つログハウス、リフォーム前の様子です。外壁も窓枠も木製で、劣化が進み、そろそろメンテナンスの時期を迎えています。
今回お話を伺ったのは、ログハウスをメンテナンスが楽で美しいマリンリゾートハウスに再生するリフォームを手掛けた「にいはら工務店」の代表取締役である新原貴之さんです。こちらのログハウスにお住まいのA様は、平日は都市部に、週末はこちらのリゾートで過ごすデュアルライフを楽しんでいらっしゃったそうです。
しかしながらログハウスのメンテナンスは手間が掛かるものです。特にこちらはすぐ目の前が海ということもあって劣化が進みやすく、3~4年に1回は再塗装や補修をする必要があるなど、悩みの種にもなっていたそうです。
そこで何かいい方法はないものかと探している中で、理想的な外壁材として「樹脂サイディング」に出会ったといいます。
実はA様は数社に相談をして見積もりも取っていらっしゃったそうです。しかし窯業系では再塗装やシーリングの打ち直しなどが必要になることが多く、金属では塩害に不安があるなどから、耐久性が高く、メンテナンスが楽な樹脂サイディングに心を決めたとのこと。
そして施工店を探していくうちに、樹脂サイディングの施工実績が豊富な「にいはら工務店」に出会うことができたのです。
<リフォーム内容>
塩害に耐える工夫、マリンリゾートに映えるデザイン
今回のリフォームの一番の目的は、メンテナンスの手間を掛けずに美しさを保つこと。そこで、海際の塩害にしっかりと耐えるよう家全体の耐久性を上げつつ、デザイン性の高さにもこだわったリフォームを実施しました。
屋根
スレート屋根をアイスシルバー色に再塗装。こちらのログハウスは目の前が海で、大型の客船が航行しているのがよく見えるそう。そこで海からも我が家が美しく見えるように、アイスシルバー色の屋根と、深みを感じさせるヘリテイジブルーの外壁で美しくコーディネートしました。
外壁
樹脂サイディングは塩害に強く、再塗装も不要。またシーリングを打たず工事を行なうため、打ち替えの手間も不要になりました。
ログハウスの場合、シーリングで周囲を完全にふさいでしまうと、中で木が呼吸できなくなり腐食の原因になってしまうことも。樹脂サイディングはオープンジョイント工法のため、防水をしつつ通気性があるので安心とのこと。
ログハウスの外壁リフォームの問題になりがちな井桁部分の腐食は、にいはら工務店オリジナルで加工した外壁材でカバーを作って対処しています。
窓
塩水交じりの海風が吹き付けるため、水圧に強いサッシに交換しました。
リフォーム後
<お客様の声>
大型台風でも被害は少なく、樹脂サイディングをもっと広めて欲しい
実はこちらは、令和元年の大型台風の直撃で大きな被害を受けた地でした。しかし外まわりのリフォームをしておいたおかげで、軽微な補修で済んだとのこと。A様は大変喜び、もっと樹脂サイディングのよさが広まって欲しいとおっしゃっていたとのことでした。
A様は新しく生まれ変わった海際のマリンリゾートのようなお住まいで、メンテナンスの悩みから解放され、週末には趣味のロードバイクを思い切り楽しんでいらっしゃるそうです。
この家を建てたのは
「本当に住みやすい家づくり」がしたい、そう真剣に考えて工務店を立ち上げました。ゼネコンで建築の基礎を学び、ハウスメーカーでは大工棟梁として80棟ほどの家を造った経験と知識、そして技術から、新築に限らず家づくりで一番大事な部分は「お客様との空間づくり」であり、私たちは専門家としてサポートすることだと考えています。