シンプルな外観デザインの家をおしゃれに可愛く決めるコツは、フォルムのバランスと外壁材選びにあります。今回は、殺風景にしない!シンプルな外観の家を成功させるコツと、モダンからナチュラルまで様々なテイストのシンプルな外観の事例写真をご紹介します。
長く愛されるシンプルな外観デザインの家。反面、殺風景に感じるという失敗も
シンプルな外観の家とは、無駄をそぎ落として、家のフォルムを魅せるデザインです。基本は水平や垂直など直線を基調としたデザインで、機能的で飽きが来ないので長く愛される家になります。
ただそこで陥りやすいのが、シンプルな外観にしたらのっぺりとしている、殺風景に感じる、個性が無い、安っぽい印象になってしまった・・・・・といった失敗です。シンプルなデザインは無駄がない故に、単調なイメージになりやすい面があります。
シンプルな外観の家を成功させるためには、まずは家そのものを美しく見せるフォルムであること、そして外壁材選びが重要なポイントになります。
外観の縦横比、外壁と窓や屋根との面積比や配置、シンメトリー(左右対称)もしくはアシンメトリー(左右非対称)の美しさを意識するなど、全体のバランスを整えつつ、そのフォルムの美しさを引き立てる外壁材を選ぶことが肝心です。
またシンプルな家というと、以前は現代的なシンプルモダンを指すことが多かったのですが、最近はナチュラルなテイストを加えたシンプルナチュラルの人気が上昇。可愛いテイストを加えたシンプル可愛いといったキーワードも生まれています。
それでは家づくりの参考になる、さまざまなテイストのシンプルデザインの外観の事例をご紹介しましょう。
複数の異素材の外壁でコーディネート!表情豊かなシンプルモダンの外観事例
こちらはシンプルモダンな外観デザインの家の事例です。異素材の外壁を複数組み合わせ、奥にある壁面は暗く、手前は白くグラデーションでカラーコーディネートすることで立体感と豊かな表情を生み出しています。
手前の外壁は白い外壁は樹脂サイディングで、しっとりとした落ち着きを感じさせてくれます。
伝統的な重ね張り工法とすることで、モダンになり過ぎることなく、しっとりとした落ち着きを感じさせてくれます。
同じフォルムの家でも外壁材を変えると、外観の印象が大きく変わります。シンプルモダンはフォルムそのものを魅せるデザインなので、その美しさが更に際立ち、住まいとしての品格や高級感を感じさせる外壁材を選びましょう。
カバードポーチをプラスするとこんなにおしゃれ!シンプル可愛い外観事例
こちらは、切妻の屋根に白い外壁、左右対称の窓、凸凹の無い四角い外観のシンプルナチュラルな外観デザインの家の事例です。これだけだと単調なイメージになってしまいがちですが、ウッドデッキ付きのカバードポーチをプラス、外壁にたて張りのサイディングを使用することで、可愛さとおしゃれ度が格段にアップ!シンプル可愛い外観に仕上がっています。
のっぺりしている、個性が足りないと感じる時は、このようなカバードポーチやオーニング、外壁材選びの工夫で立体感を作るようにすると、おしゃれで存在感のある家になります。
モノトーンばかりじゃない!外壁の素材と色にこだわったシンプルデザインの外観事例
シンプルな外観の家というと、白、グレー、黒といったモノトーンの配色をイメージする人も多いと思いますが、カラフルな色使いをした美しいデザインもあります。
こちらは直方体に近いフォルムの、まさにシンプルな外観の家です。外壁材には深いブルーのラップサイディングを使用、華やかさと高級感がある邸宅風の住まいになっています。
シンプルな外観だからこそ、外壁材のデザイン性や品質が担う役割は大きく、選び方次第で家全体のイメージが大きく変わります。
またシンプルなフォルムの家は、装飾をそぎ落とした分、外壁の汚れや劣化が目立ちやすくなります。耐久性が高く、汚れが落としやすく、また色褪せに強い外壁材を選びましょう。
外壁材のコーディネートで個性を演出!シンメトリーが美しいシンプルな外観事例
こちらはシンプルなフォルムと外壁材の工夫で、他にはない個性と美しさを実現した事例です。シンメトリーなデザインは総二階建てで、ブルーのラップサイディングと石調の塗り壁でコーディネート。表情豊かな住まいになっています。
このように、ひと口にシンプルな外観の家と言っても様々なテイストがあります。フォルムの整え方や外壁材選びの工夫で、我が家ならではの個性が感じられるシンプルな家を目指しましょう。
下記にナチュラルな外観デザインの家の上手な作り方と事例写真をご紹介しています。シンプルナチュラルな外観事例もありますので、ご覧になってみてください。