ナチュラルな外観デザインの家の上手な作り方と事例写真をご紹介しましょう。カバー工法ができるラップサイディングを使えば、新築はもちろんリフォームでも、ぬくもりと優しさ、高級感を兼ね備えた外観デザインにできます。
ぬくもりと優しさを感じさせてくれるナチュラルテイストの外観デザイン
ナチュラルな外観デザインの基本は、自然な木目と白色を組み合わせ、ぬくもりと優しさを感じさせるスタイルです。ポイントは自然素材の風合いを感じさせるデザインであること。木目だけでなく、レンガや天然石などとの組み合わせもよく似合います。
ナチュラルデザインはインテリアでも人気のテイストです。毎日の暮らしの中で自然の雰囲気に触れることで癒しを感じることができ、また様々な素材や色と組み合わせることで、自分好みにアレンジがしやすいのも特徴です。
例えば淡い木目とウォームホワイトやベージュと組み合わせればベーシックなナチュラルスタイルに。そこに金属などの異素材と組み合わせればナチュラルモダン、落ち着いたグレイッシュカラーや黒を使えばナチュラルシック、パステルカラーを加えればかわいい雰囲気なるなど、イメージに合わせて様々な外観デザインをつくることができます。
ツヤに注意。自然の風合いを感じさせながら高耐久な外壁材を選ぶのがポイント
ナチュラルな外観デザインの家をつくる際に見落としがちなのが、外壁のツヤです。ツヤがある塗料やサイディングは汚れにくい性能を持っていることが多いのですが、ツヤがあると自然素材の雰囲気を感じにくくなります。
とはいえ、外壁にインテリアで使用するような材料を使ってしまうと、短期間で劣化してしまったり、汚れやすく手入れに手間がかかったりしてしまうことも。
ナチュラルな外観デザインをつくる際には、自然の風合いを感じさせながら、風雨や紫外線に耐える耐久性と、メンテナンスがラクで美しさが長持ちする外壁材を選ぶことが重要になります。
またベースとなる外壁カラーを白色にする場合は、温もりのあるアイボリーやベージュを選ぶのがおすすめ。ひと口に白色と言っても、黄色味の混じったもの、赤味の混じった物、青みが混じったものなどたくさんの種類があり、見え方が異なります。青みがかった白色は、ナチュラルというよりクールなイメージになるので注意しましょう。
高級感を併せ持つナチュラルでかわいい外観デザインの家の事例
ナチュラルな外観デザインをつくる際に注意をしたいのが、高級感や気品といった「住まいの風格」をどう演出するかということ。ナチュラルデザインは、ぬくもりや優しさの演出はしやすいのですが、作り方によっては高級感に欠けてしまうことも。
こちらは、外壁材に白いラップサイディングを使ったナチュラルな外観デザインの家の事例です。ラップサイディングとは、板を重ね張りして仕上げる外壁材で、住まいに立体感と豊かな表情を生み出します。
家のフォルムはシンプルで、ともすれば平坦になりがちなところを、立体的なラップサイディングを外壁に使うことで、豊かな表情と高級感を生み出しています。
玄関まわりには木目やレンガを使い、アプローチの床もトータルでコーディネート。また三角屋根の妻飾りや玄関ドアのデザインがかわいいアクセントになり、高級感とかわいさを併せ持つナチュラルな外観デザインの家になっています。
このようにナチュラルな外観デザインを作る際には、素材感や耐久性はもちろん、高級感にもこだわることが成功のポイントです。
モダンな印象のナチュラルな外観デザインの家の事例。カバー工法でリフォームも
モダンなフォルムの家にもナチュラルな外観デザインはよく似合います。こちらはスクエアなフォルムの家の外壁に、ナチュラルカラーと白色を組み合わせることで、クールになり過ぎず、ぬくもりを感じさせるナチュラルモダンな家に仕上がっています。
こちらの外壁に使われているラップサイディングは、先ほどの事例と同じく樹脂製なので、高耐久でメンテナンスがラクにできます。白を使うなら、長くその美しさが続く外壁材を選んでおきたいものですね。
樹脂サイディングは、今ある外壁の上から張ることができるカバー工法で工事ができるため、新築はもちろんリフォームでも使いやすくなっています。
他にもナチュラルな外観デザインの家の成功事例はたくさんあります。下記には、人気のシンプルナチュラルをはじめ、北欧、アメリカンリゾートなど、おしゃれでかわいいカフェ風の外観の家をご紹介していますので、ご覧になってみてください。
ナチュラルな外観デザインは、ぬくもりと優しさ、そして癒しを感じさせる家になります。耐久性やメンテナンス性、そして高級感にこだわった外壁材選びで、理想の家づくりを目指してみてくださいね。