キッチンや浴室のリフォームで、外壁の工事が必要になるケースは意外と多いもの。費用を節約して、キレイな外壁を維持するためには、リフォームのタイミングを計ることが重要です。今回は、見逃しがちな外壁リフォームのタイミングについてご紹介します。
キッチンや浴室のリフォームなのに、外壁の工事が必要なことがある?
家の中のリフォームと外壁のリフォームには、あまり関係が無いように思えますが、実は切っても切れない深いつながりがあります。
例えば、キッチンリフォームなら、壁付け式を対面式に変更するプランが人気ですが、キッチンの位置が変われば窓の移動が必要になることが多く、コンロが移動すれば換気扇の位置も変わります。
窓を移動させるためには、元の窓の穴をふさぐ外壁の補修工事が必要になります。また換気扇も壁に穴が開いていますので、同じように外壁の工事が必要です。
浴室のリフォームも同じです。システムバスに入れ替える際に、窓の位置を変えたい、窓を大きくしたいという要望は多く、そうなればやはり外壁の補修工事を行う必要があります。
他にも、間取りを変えれば窓の位置が変わることが多いなど、家の中のリフォームであっても、外壁の工事が必要になるケースが少なくないのです。
つぎはぎ工事をすると色の違いや継ぎ目が目立ち、費用も掛かる
このような家の中のリフォームに伴う外壁の工事には、意外と手間が掛かります。また仕上がりに不満が残ってしまうことが少なくありません。
外壁の穴を補修でふさぐためには、モルタルなら今と同じような柄で塗り直し、周囲の色とぼかして塗装をする必要があります。サイディングなら元の材料と似たようなデザインを探し、改めて色を合わせる必要があるなど、手間と技術が必要です。
しかし築年数が経った家の外壁と、新しい部分の色柄を合わせるのはなかなか難しいもの。似たような色でぼかしても色の違いが出てしまったり、同じ外壁材が見つからずに似たような外壁材で補修したら跡が目立ってしまったり。中には通りに面した外壁面がつぎはぎになってしまい、後悔をしているという声を聞くこともあります。
またこのような外壁の補修は、意外と費用が掛かるため、結局、外壁の工事をしないで済むように、内部のリフォームのプランで妥協してしまうケースもあります。
キレイな外壁にするコツは、リフォームのタイミングを合わせること
満足のいくプランでリフォームをしながらムダな費用を節約し、キレイな外壁にするコツは、家の中のリフォームと外壁のリフォームのタイミングをできるだけ合わせることです。特に間取り変更を伴う大掛かりなリフォームの場合は、その時に一緒に外壁のリフォームを計画しましょう。
まとめて1回で外壁リフォームを行えば、各所それぞれの補修が不要になるので、結局は費用を節約することができ、何より家の外観を美しく仕上げることができます。
また外壁のリフォームでは足場を架けるので、それを徹底活用することでさらに快適な我が家になります。
例えば、最近は2階や階段の吹き抜けの窓に、台風対策としてシャッターや面格子を取り付けるリフォームが注目されています。これらの工事にも足場が必要になることが多いため、外壁リフォームと一緒に行えば、足場費用を節約することができます。
他にも2階の窓を大きくして眺めをよくしたい、階段が暗いので窓を新しく取り付けたいといった要望も、外壁リフォームと一緒に計画すれば叶えやすくなるのです。
寿命の長い壁材を使ってリフォーム、カバー工法なら手軽に美しく装える
外壁リフォームをお得にキレイにするためには、外壁材と工事方法もしっかり検討しましょう。
外壁材を選ぶポイントは、先々のメンテナンスの手間が少なく耐久性があること、また我が家の美しさを際立たせるデザイン性の高さです。
こちらは、高耐久で美しさが長く続く樹脂サイディングのカバー工法でリフォームを行った事例です。カバー工法とは、今ある外壁材の上から新しい外壁材を貼って仕上げる工法のことを言い、解体・処分の手間や費用が不要なので、リフォーム費用を節約しつつ工期も短くて済みます。
どこから見ても美しい我が家であるために、また無駄な費用を掛けずにお得にリフォームするためにも、外壁リフォームのタイミングを逃さずに、上手に計画を立ててみてください。
足場費用を節約するコツ、足場を使いこなして我が家をステキにするアイデアなど、外壁リフォームでの足場活用術を下記でご紹介していますので、あわせてご覧になってみてください。
樹脂サイディングは市街地はもちろん、海沿いなど塩害が気になる地域に特におすすめの外壁材です。樹脂サイディングの特徴については下記で分かりやすく解説しているので参考にしてみてくださいね。