外壁リフォームの際、少しだけ冒険してツートンカラーにチャレンジしてみませんか?
我が家が見違えるように大変身します。今回は、ツートンカラーの外壁をおしゃれに決める、上手な分量バランスの整え方と、きれいに見える色選び方法をご紹介します。
ツートンカラーの外壁のメリットは、我が家だけの個性を演出できること
外壁リフォームの色選びで悩む人は多いことでしょう。外壁のデザインは家全体の印象を大きく変えます。例えばシンプルな白色の壁を、濃い緑色にしてクラシックな重厚感を出したり、ベージュの壁をグレーにしてモダンな印象を強めたり。
加えてそこにもう一工夫、外壁をツートンカラーに色分けすることで、これまでにはない新しいイメージの我が家に出会うことができます。
ツートンカラーの外壁のメリットは、何といっても住まいの外観に我が家だけの個性を演出できることです。ツートンカラーは、色選びや分量バランスによって様々なデザインを作ることができ、その組み合わせは無限大!
シンプルなフォルムの家にメリハリをつけたり、輸入住宅の様な洋館風にアレンジしたり、邸宅風の重厚感を出したり、我が家だけの1クラス上の住まいづくりができます。
ツートンカラーの外壁リフォームを成功させるポイントは、色の分量バランスと色の組み合わせ方にあります。それでは、色の分量バランスの整え方からご紹介しましょう。
ツートンカラーの分量バランスは7:3、見切り材を使ってスッキリ色分け
外壁リフォームで、ツートンカラーに色分けする場合、バランスよく見せるためには、主役の色と脇役の色を決め、主役の色を多めに配分、7:3から6:4の割合を目安に整えると、センス良く見えます。
失敗しがちなのが、5:5の同量で色分けしてしまうこと。どちらが主役かわかりにくく、散漫な印象になってしまうので注意しましょう。
色分けする位置によっても、家全体の印象は変わります。例えば上下に色分けし、下を濃い色にすれば安定感が生まれ、重厚な雰囲気が演出できます。
上の写真は、7:3のバランスで上下に色分けしています。全体をレンガ色にしてしまうと、ちょっと重苦しい印象になりがちですが、優しいクリーム色を加えることで、どっしりとした中にも華やかな外観に仕上がっています。
仕切りが無く壁の途中で区切りたい場合は、間に見切り材と呼ばれる枠を入れることで、すっきりと色分けできます。分量バランスに気を付けながら、我が家のデザインを引き立てる色の分け方を考えてみましょう。
家全体のデザインを引き立てる色分けのコツ
家のデザインに合わせて、アクセントカラーを入れるテクニックもあります。例えばこの事例では、全体の壁をクリーム色にして、エントランス部分だけを爽やかなブルーでツートンカラーにすることで、家のフォルムが際立ち、品の良い爽やかさがあります。
色使いを逆にして、外壁をブルー、エントランスをクリーム色にすれば、ちょっとポップなカリフォルニア風になるなど、色の組み合わせは自由自在。我が家ならではのツートンカラーを見つけましょう。
メリハリのある色選びが、華のある外観にするポイント
ツートンカラーの外壁は、色の組み合わせにもこだわりましょう。メリハリのある色選びをするのが、おしゃれに決めるコツです。微妙に違う色を組み合わせると、ぼんやりとした印象になったり、どちらかが汚れて見えたり、継ぎ足したように見えたりすることがあります。
色を選ぶのが難しいと感じたら、1色目にどんな色とも相性が良い白を選んでみてはいかがでしょう。もしくは、同系色のグラデーションでまとめるという手もあります。
上の事例写真は、白い樹脂サイディングとレンガ調外壁の組み合わせです。美しいコントラストで、お互いの色を更に引き立てています。ツートンカラーを美しく仕上げるためには、発色が良い外壁材を選ぶことがポイント!色あせが少なく汚れに強い樹脂サイディングなら、ツートンカラーの美しさが長持します。
シンプルな外観もツートンカラーにすることで、表情豊かな住まいになります。せっかくの外壁リフォームです。ちょっとだけ冒険して、心から満足できる家づくりを楽しんでくださいね。